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エコノコンパス

機械的に売買を行うトレードという投資手法

利食いがうまくできなかった事と、損切がうまくできないこととは、考え方が非常に似ています。

  • 買った後に株価が下落する。→株価が上昇するまで持ってから売ろう
  • 買った後に株価が上昇する。→もっと上昇する可能性があるので、もっと儲けてから売ろう。
  • 売りそこなって株価が下落する。→次に株価が上がった時、買値付近でいいから売ろう。
  • そして、実際、株が買値付近まで上昇してきた。→ここまで上がったのだから少し利益を出してから売ろう。
  • 売ろうと思ったらまた下落してしまった。→株は含み損が出ても売らなければ、損は確定しないから、このまま持っていよう。

このような思考パターンであれば、あなたは負け組投資家です。こういう考え方の人たちは、株をやってもあまり儲けられず、資産が増えない人たちです。

損切りはしないに越したことはないのですが、100回、トレードを行えば、やはり何回かは行うべき時も来ます。損切は、証券会社やディーラーの間では、いまや当然のルールとなっており、その中には、オーバーナイト(翌日への持越し)してはいけないという証券会社まであるそうです。オーバーナイトしてはいけないというルールにより、大切な利益はつかめませんが、その代わりに大きな損失を出すことも少なくなったようです。投資家は、やはり感情などを排除して、機械的にトレードをしていく方が、より大きな利益を得ることができます。株は買ってから、やり直しのきく部分があまりありませんが、買う前であれば、十分やり直しがききます。株でうまく利食いするために必要なのは、買う前から、いくらの株価で売却するのかをきめておくということです。これがとっても重要なのです。そして、一度決めてしまえば、その決まりに従ってトレードするだけですから、何も考える必要がありません。これが機械的にトレードするということです。

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